小島貴子所長のダイバーシティ・ラーニング
第二回 新しい働き方が生れるダイバーシティ
投稿日時:2016年08月30日
【思考の再構築】
今までの物の見方、考え方、思考パターンなど従来の思考は、解体されつつあります。
私たちは個人特有の思い込みや固定概念や価値観を持っていますが、それらはさまざまな状況によって変えていかなくてはいけません。とはいっても、私たちは社会的な集団の中で生活しているので、暗黙のルールや集団の常識にも影響されています。
しかしそういうものに影響されつつも、新しい物の見方、考え方、思考パターンを再構築していく必要があるのです。
「あなたと私は同じ会社にいるけれども、あなたと私の考えは違って当たり前。だけど、あなたのいい考え方と私のいい考え方を合わせて、もっと価値のあるものを作りましょう」という考え方が、これからの新しい働き方の思想になっていくと思います。
ダイバーシティに必要な思考とはどのようなものなのでしょうか。
またダイバーシティを進めることで、どのようなことが起こるのでしょうか。
思考の幅を広げる。
思考の方向性=考え方の可能性を広げる。
解答=唯一の正解はなく、たくさんの解答がある。
考え方=自由奔放に発想し、直感を大切にする。
あらゆる前提から自由になる。
そして、今までにないものが生まれるのです。
さらに新しいものが生まれることによって、会社の風土が変わっていき、社員のモチベーションも変わっていきます。